The Jazz Crusaders at the Lighthouse (1962)

クルセイダーズというとフュージョンの代表的グループという印象が強く、そもそもフュージョンにあまり興味が無かったので前身であるジャズ・クルセイダーズもほとんど聴いてこなかったのだが、改めて聴き直すととても良かった。分かりやすくかっこいいジャズをやるグループだったんですねえ。人気が出るのも当然だ。レパートリーは小技の効いたファンキーな名曲ばかりで、ベースがうなりを上げる演奏も最高。内容の良さと親しみやすさという点では、全盛期のホレス・シルバーに匹敵していたように思う。
当時の彼らはカリフォルニアはハーモサ・ビーチのライブハウス「ライトハウス」が根城だったようで、ここでのライヴ録音を何枚か残しているが、この1962年のがその嚆矢。収録されているのはどれも良い曲良い演奏だが、やはりジャッキー・マクリーンの名曲Appointment In Ghanaをやっているのが興味深い。そもそもマクリーンのバージョンもそうだが、なんなんですかねこの切迫感は。
ついでにマクリーンのオリジナルも。しかし、ガーナの任命って一体なんなんですかね。1957年のガーナ独立、あるいは1960年の「アフリカの年」がらみだとは思うが…。
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