2008年に出たブルーノートの発掘盤。といっても大方はすでに何らかの形で表に出ていて、完全未発表は3曲だけだと思う。1967年の6月と7月に行われた2回のセッションにおける録音をまとめたもので、後者はアルフレッド・ライオンが自らプロデュースした最後のセッションとなった。
去る1月10日に亡くなったジョルジュ・グルンツは、テテ・モントリウと並び、60年代ヨーロッパが輩出した中では一頭地抜けて優れたジャズ・ピアニストだったと思う。当時のヨーロッパのピアニストは、テクニックこそ優れているものの根本的にリズム感というかノリの悪い人が多く、それをどうごまかすかで四苦八苦しているようなところがなきにしもあらずだったのだが、さすがにグルンツくらいになるとそうした心配はなく、本場アメリカの一流どころとも互角に渡り合えていた。
ここ数年で一番派手にイノベーションが起こった分野は、ボールペンの世界だったような気がする。油性ボールペンには滑りが悪くて書きにくいというイメージがあったものだが、それが今では大きく様変わりした。その先駆となったのが三菱鉛筆のジェットストリームだが、あれを初めて使ったときはまあびっくりしましたね。「ジェットストリーム革命」みたいなものが確かにあったのだ。それが10年くらい前。