スターマン故郷へ帰る

デヴィッド・ボウイが亡くなって、世間、特に海外はしばらく大変な騒ぎになっていたが、個人的には、さすがに主だった作品は聞いたことがあるものの、そんなに興味は無かったし、詳しいというほどではない。ただ、結果的に遺作となった「★」は、好きなサックス奏者のダニー・マッキャズリンやドラマーのマーク・ジュリアナ、ギタリストのベン・モンダーらが全面的に参加していて、音自体が好みなのでこのところよく聞いている。遺作が傑作というのは、特に音楽の世界では希なことと言わねばなるまい。…

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2015年度NPRジャズ批評家投票の結果が出た

2015年度の米NPR(National Public Radio)ジャズ批評家投票の結果が出た。ジャズ批評家147人にトップ10を挙げさせ、1位に10点、2位に9点…と点をつけて集計したもの。演奏やプロデュース、ライナーノーツ執筆等で批評家自身が直接関わっているアルバムは選外とするよう要請されている。なので、比較的ひも付きではない公平なチョイスになっていると思う。…

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イーサン・アイヴァーソンのカマシ・ワシントン評、およびジャズのモダニズムについて

カマシ・ワシントンのThe Epicは、私も自分の2015年ジャズベスト10の一枚に選んだし、各所の評価も高いようだ。四谷いーぐるの忘年会でも、後藤雅洋氏が2015年のベストに挙げていた。実際なかなか迫力もあるし、楽しく聞いているのだが、正直に言うとどこか釈然としない気分が無いわけではない。…

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Charlie Parker Records: The Complete Collection Vol. 1

むかしむかし、あるところに、Charlie Parker Recordsというレコード会社があった。チャーリー・パーカーの3番目の妻で法定相続人だった(映画「バード」に出てきたチャン・パーカーは4番目で内縁の妻)ドリス・パーカーが1961年、音楽プロデューサーのオーブリー・メイヒューと共に設立したものである。パーカーがらみの秘蔵音源(というかブートレグのオフィシャル化)に加え、若干の新録音や他レーベルから購入した音源の再リリースなども行ったものの、1965年には活動を停止している。…

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2015年に出たジャズの個人的ベスト10

一応2015年に出たジャズのベスト10を選んでおこうと思う。番号は振ってあるが必ずしも順位を意味しない。思い出した順である。今年はかなり豊作で、選から漏れた(というか単に私が忘れている)ものの中にも優れた作品がいくつもあった。最近は昔ほど新譜を買わなくなったので、捕捉できていないものも多くあるだろう。他に面白いものがあれば教えてください。…

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Have You Met This Jones? / Hank Jones

2年前、「このところMPSレーベルの再発が地味に進んでいてうれしいのだが(しかしいつまで経ってもバリー・ハリスやハンク・ジョーンズのトリオものは出ない)」とぼやいていたのだが、いつの間にか両方とも出ていた。ありがたいことである。本稿で取り上げるのはハンク・ジョーンズのほう。…

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